最高圧415 barまでの洗浄作業には、このユニットのような据え置き型、フォークリフトで簡単に場所を移動することのできる小型ポンプが向いています。 また電気でダイヤフラムポンプを稼働させることができるので、工場内、室内でのウォータージェット作業でも、排気ガスによる引き起こされる問題が全くありません。
ポンピングテクノロジーの革命、ユニークなハーベン(HARBEN®)ラジアルピストンポンプは、今日の高圧ポンプの世界ではもっとも耐久性があり、最高のパフォーマンスを発揮するポンプの1つと認められています。
ユニークなハーベン(HARBEN®)ラジアルピストンダイヤフラムポンプは、今日のウォータージェットポンプマーケットにおいて最高のパフォーマンスを発揮する、最も信頼性のおける高圧ポンプの一つとされています。ハーベン(HARBEN®)ポンプは、排水溝や下水管の洗浄、鋳物の完成製品洗浄など様々な場面で多くのベネフィットをもたらしてくれます。
ハーベン(HARBEN®)ポンプはマルチシリンダーデザインを特徴とし、パルセーションフリーの運転を可能にしました。チューブ状のダイヤフラムポンプピングチェンバーはピストンのシールを取り除くことを可能にしました。すべての”動く”機械部品はハイドロリックオイルに完全に浸かった状態になっており、ポンプピングに関連する部品で、接触せざるを得ない部品は、ダイヤフラム、インレット・デリバリーの各バルブに限られます。このポンプデザインの性質により、汚濁水(150ミクロンのフィルターを通した水であれば使用上問題ありません)の使用を可能にしています。通常のプランジャータイプのポンプでは50ミクロンのフィルターを通した清水(水道水に準じる)しか使用することができません。また、このポンプ構造のおかげで、水がない状態でポンプを作動(いわゆる空運転)させてもポンプに損傷を与えることなく稼働させることができます。
- 比類のない信頼性と低いランニングコストを実現
- ピストンを交換することなく、多様な水圧・水量を実現することができます。
- ポンプに損傷を与えることなく空運転が可能
- 使用水は150ミクロンのフィルタリングであれば大丈夫
- 改良することなく、海水を使用したポンプ稼働が可能です。
- 140℃までの熱水を使用したポンプの稼働が可能です。
- 少量の潤滑オイルの使用でポンプの潤滑が可能です。
- マルチーシリンダー方式のために最小のパルセーションを実現しました。
- コンパクト・軽量なポンプを実現しました。
動画でハーベン(HARBEN®)ポンプの原理についてご覧になりたいかたは https://youtu.be/FGsFsqRQwAk
ハーベン (Harben®)ポンプ – 水をベースとした水力(ハイドロパワー)を利用した、高圧水発生装置
今日の厳しい環境規制のもとでは、オイルを主体とした油圧システムを、オフショアもしくは海中での作業に使用することは禁止されています。使用できる機械は水を主体とした水力システムで、かつ生物分解性のあるもので潤滑されたものでなければなりません。これらの規制は、自然環境を保護するという目的では必要なことでしたが、ポンプ及びバルブの設計者にとっては技術的な挑戦を必要とする問題でした。
これら困難な技術的なチャレンジを経て、フロープラント社(イギリス)はラジアルピストンハーベンポンプ、ハーベン (Harben®)ポンプ を設計しました。インレット・アウトレットバルブを例外として、すべての”動く”パーツをチューブ状のニトリルゴム製のダイヤフラムによって、ポンプ装置から完全に分離させることに成功しました。このダイヤフラム方式は700Barまでの圧力とそれを使用した水噴射の取り扱いに優れています。またニトリルゴム製インサートの特性はあらゆる種類の化学物質を、製品寿命を縮めることなくポンプすることを可能にしてくれます。結果として生じるメリットは以下のようになります。
- すべてのハーベン (Harben®)ポンプ は、水がない状態で運転したとしても、どの部品も損傷させることはありません。これは、伝統的なピストンポンプと違って、ポンプの設計そのものが、ポンプ装置を冷却したり、稼働パーツを潤滑させたりする必要がないようになっているからです。
- 1300 rpmの高回転スピ―ドとマルチシリンダー方式は、最小のパルセーションで高圧水の流れを生み出してくれます。また、保護される必要のあるダウンストリームバルブ及びアクチュエーターを除いて、最も重要とされるパルセーションダンパーの必要性を取り除きました。
- ハーベン (Harben®) Pタイプポンプは9:1のターンダウンレシオを有しています。これは多様な高圧ユニットやフラッシングアプリケーションに必要とされる多様なフローレートを生み出すのに理想的なターンダウンレシオです。高圧水の流量をかなり低いレベルまで低減することができるため、圧力調整バルブによって生じてしまう過剰な熱の発生を最低限にとどめておくことができます。
- ポンプ装置自体はオプションのクランクケースオイルクーリングとフィルタレーションで80℃の温度まで対応することができます。